MT4の初期設定
まずは自分の取引したい通貨ペアをチャートに表示し、その後取引しやすいように初期設定を行いましょう。
1. 取引チャートを表示する(通貨ペアの追加)
まずは自分の取引したい通貨ペアのチャートを表示してみましょう。初期表示では4画面でチャートが表示されていますが、まずは自分の利用するチャートだけを表示させます。
1. 初期に表示されている4つのチャートを「×」ボタンで全て閉じます

2. 気配値ウィンドウの表示させたい通貨ぺアを右クリック「チャート表示」で、新規にチャートを表示させます

気配値表示ウィンドウから、通貨ぺアを「ドラッグ&ドロップ」することでも同じく表示させることができます。

チャートエリアの空白部分にドラッグ&ドロップなら新しく追加、チャート部分にドラッグ&ドロップなら表示しているチャートの代わりに表示されます。
また、初期設定では気配値ウィンドウに追加したい通貨ペアが表示されていない場合があります。通貨ペアの追加は以下の記事を参考にして下さい。
追加するチャートは同じ操作を繰り返すことで複数表示する事も可能です。
複数表示した場合は「ウインドウ」タブの「ウインドウの整列」で並び替えることができます。

重ねて表示、水平分割、垂直分割などの並べ替えもここから行えます。自分の見やすいように並べておきましょう。
2. ローソク足チャートに変更する
初期状態ではチャートは「バーチャート」というチャート形式で表示されています。これを視覚的に値動きを捉えやすい「ローソク足」に変更してみましょう。(※他のチャート形式の方が見やすいという方は変更の必要はありません)
ツールバーのロウソク足アイコンをクリックする事で現在表示しているチャートをローソク足に変更する事ができます。

ローソク足表示例
3. 時間足を変更する
時間足もワンクリックで簡単に変更できるので切り替えてみましょう。ツールバーから変更したい時間足をクリックして切り替えます。
同じ通貨ペアでも時間足を変えると見え方が全然違ってくるので、様々な角度からチャートを分析する事ができます。
一日での取引なら「15分足・1時間足・4時間足・日足」、もっと短期的な取引なら「1分足、5分足」、反対に長期的な取引をするのであれば「週足、月足」といったように使い分けてみましょう。
見る時間足に大きな決まりはありませんので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

時間足の種類
M1 |
一分足 |
M5 |
5分足 |
M15 |
15分足 |
M30 |
30分足 |
H1 |
1時間足 |
H4 |
4時間足 |
D1 |
日足 |
W1 |
週足 |
MN |
月足 |
4. 自分の見やすいチャートの色に変更する

初期状態のチャートの色が見にくいという方は、自分の好みのローソク足の色や背景色に変更するのもおすすめです。ここでは配色の一例を紹介します。
1. 「チャート」タブの「プロパティ」をクリックします

2. 「色の設定」タブで各要素の色を変更してOKをクリック

色の設定
背景色
|
チャートの背景色 |
前景色 |
時間軸、価格レートなどの文字色 |
グリッド |
チャート上の縦横破線の色 |
上昇バー |
上昇(陽線)の外枠の色 |
下落バー |
下落(陰線)の外枠の色 |
上昇ロウソク足 |
上昇(陽線)ロウソク足本体の色 |
下落ロウソク足 |
下落(陰線)ロウソク足本体の色 |
ラインチャート |
ラインチャートの色 |
出来高
|
出来高表示の色 |
Askライン |
現在の価格(ASK)の色 |
ストップ・レベル |
ストップレベルの色 |
上記の配色はあくまで一例です。自分の見やすい配色を探って設定してみましょう。下記記事でおすすめの配色例をいくつか紹介しています。興味のある方は参考にしてみて下さい。
5. チャートの右端にスペースを作る
チャートの右端にスペースを作っておきましょう。これによりラインを引いたり、インジケーターを表示させた際に見やすくなり予測も立てやすくなります。
「チャートの右端をシフト」をオンにすると右端にスペースが生まれます。
またオンにすると、最新価格の上に▼のつまみが出現するので動かしてスペースを調節することもできます。

チャートの右端をシフトオン状態

6. ワンクリック取引パネルを有効化する
MT4にはワンクリックトレード(ワンクリック注文)という機能があります。標準搭載されている機能ですが、誤発注の危険性を考えて、初期状態では表示されていません。
表示していると非常に便利なので有効化しておきましょう。
1. チャート画面左上の▽マークをクリックしてトレードパネルを表示させる

2. ワンクリック取引の利用規約に同意する

初めてワンクリック取引を利用する場合には利用規約への同意が必要になります。
「ワンクリックのオーダー発注は、確認画面が出ずに即座に処理するため、誤発注のリスクがありますよ」といった内容です。
問題ない場合は、確認の上「私はこれらの利用規約に同意します。」にチェックを入れ、OKをクリックします。
ワンクリック取引パネルの見方

真ん中の小さ目の数字部分が「取引ロット数」です。▽△で注文数を設定することができます。
SELL と表示されているパネルをクリックすることで「成行売り」、BUYと表示されているパネルをクリックで「成行買い」を、それぞれ行うことができます。
7. 変更したチャート設定を保存する
チャートの種類や色など、自分の使いやすいようにチャート画面をカスタマイズできたら、最後に「定型チャート」として設定を保存しましょう。
設定を保存しておくことでいつでもその設定を他チャートに適応させることができます。チャートの設定保存の方法は「定型チャート」を使って行います。
1. 「チャート」タブの「定型チャート」→「定型として保存」で保存する

2. 任意のファイル名を入力してファイルを保存します
設定ファイルの名前を入力する画面が開きますので任意のファイル名を入力してファイルを保存します。
デフォルトのファイル名は「template_name.tpl」です。
今回はファイル名を「Test_1.tpl」という名前で保存します。


名前は自分でわかりやすい名前なら何でもOKですが、半角英数以外は文字化けする場合があります。
これでチャート設定は保存完了です。これでいつでもチャート設定を呼び出すことができます。
他チャートに適用させる方法は簡単です。
3. 「チャート」タブの「定型チャート」から追加した定型チャートを選択して適用させる

お疲れ様でした!!これで初期設定は完了です。