MT4/MT5で新規注文(成行、指値・逆指値)を行う方法と決済方法を画像付きで解説します。
MT4/MT5ではトレードを快適に行えるように、どこからでもオーダーの発注画面を出せるようにしていたり、注文方法をすぐに切り替える事ができたりと色々工夫されています。
慣れるまでにそう時間はかかりませんので安心してください。
MT4/MT5で新規注文を行う5つの方法
MT4/MT5で新規注文を行うにはまず「オーダーの発注」画面を出す必要があります。以下の5つの方法から自分のわかりやすいものを覚えておきましょう。
「オーダーの発注」画面を出す5つの方法
- ツールバーの新規注文アイコンから注文する
- 「ツール」タブの「新規注文」から注文する
- 注文したい通貨ペアを右クリックし「新規注文」から注文する
- 注文したい通貨ペアをダブルクリックして注文する
- チャート上でショートカットキー(F9)から注文する
1. ツールバーの新規注文アイコンから注文する
2. 「ツール」タブの「新規注文」から注文する
3. 注文したい通貨ペアを右クリックし「新規注文」から注文する
4. 注文したい通貨ペアをダブルクリックして注文する
5. チャート上でショートカットキー(F9)から注文する
チャート上でショートカットキー(F9)を押すことで即座にオーダーの発注画面を開くことができます。
オーダーの発注画面の見かた
新規注文を行うと「オーダーの発注」画面が開いて注文の詳細を決めていくことになります。
①通貨ペア | 通貨ペアを選択します。チャート上や通貨ペアから新規注文を選んだ場合は、その通貨ペアが表示されます。(1.0=10万通貨、0.1=1万通貨) |
②数量 | 取引数量を選択します。MT4/MT5では取引数量1.0は10万通貨になります。(1.0=10万通貨、0.1=1万通貨) |
③決済逆指値 | 決済逆指値(S/L)では損失確定の逆指値注文、決済指値(T/P)では利益確定の指値注文の決済価格を指定できます。 |
④コメント | コメントを記載できます。取引履歴にコメントが表示されます。 |
⑤注文種別 |
ストリーミング注文(成行注文)、指値注文を選択します。 |
⑥新規取引成行売り、成り行き買い |
売り(Bid)、買い(Ask)を選択します。 |
⑦提示価格との価格誤差の有効 |
提示価格との価格誤差が起きても、注文が成立しやすいようにしたい場合にチェックを入れます。 |
成行注文の方法
成行注文は現在表示されている為替レートでそのまま買い・売りを行う最もオーソドックスな注文です。
成行注文の方法
① 取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
② 「数量」で売買したいロット数を設定します。
③ 「注文種別」が成行注文(ストリーミング注文)になっているか確認します。
④ 「成行売り」か「成行買い」のどちらかを選択して注文完了です。
即座に注文を出したいならワンクリックトレードがおすすめ
MT4/MT5には即座に成行注文が行えるワンクリックトレード機能が搭載されています。文字通りワンクリックで取引ができますので、直感的に素早く注文を出したい方におすすめです。
方法は以下の記事で紹介しています。
指値・逆指値注文の方法
指値・逆指値注文は指定した価格で予約する注文方法です。
指値・逆指値注文のオーダー発注画面の見かた
注文種別を指値注文にするとオーダー発注画面が指値・逆指値注文の項目に切り替わります。
①注文種別 |
|
②価格 | 価格を選択します。入力した価格はチャートに「Entry」ラインとして表示されています。 |
③有効期限 | 注文の有効期限を設定することができます。設定する場合、チェックを入れて日時を入力します。 |
指値・逆指値注文の方法
指値・逆指値注文の方法
① 取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
② 「数量」で売買したいロット数を設定します。
③ 「注文種別」を指値注文に変更します。
④ 「注文種別」でBuy Limit(指値買い)、Sell Limit(指値売り)、Buy Stop(逆指値買い)、Sell Stop(逆指値売り)から希望の注文種別を選択します。
⑤ 希望の価格を入力します。
⑥ 発注をクリックすれば予約注文完了です。後は指定した条件に価格が到達すると自動的に注文してくれます。
未約定なら注文の変更・取消(キャンセル)も可能
指値注文・逆指値注文は間違って注文を出しても、約定される前なら変更や取消(キャンセル)が可能です。
方法は以下の記事で紹介しています。
手動での3つの決済方法
手動での決済方法はいくつかあります。自分の使いやすい方法を選びましょう。
1. 決済したいポジションの一番右の「×印」をクリック
画面下側の「ターミナル」の「取引」タブを表示し、決済したいポジションの一番右の「×印」をクリックすることで、決済が完了します。
2. ポジションを右クリックし「決済注文」をクリック
決済したいポジションを右クリックし、「決済注文」をクリックする事でも決済が行えます。
画面下にターミナルが表示されていない場合は以下のいずれかの操作で表示させることができます。
ターミナルウインドウの表示
- 「表示」タブの「ターミナル」をクリックする
- ターミナルアイコンをクリック
- ショートカットキー(ctrl+T)
3. チャート上のポジションのライン上で右クリックし「閉じる」をクリック
まとめ
「オーダーの発注」画面を出す5つの方法
- 「ツール」タブの「新規注文」から注文する
- 注文したい通貨ペアを右クリックし「新規注文」から注文する
- 注文したい通貨ペアをダブルクリックして注文する
- ツールバーの新規注文アイコンから注文する
- チャート上でショートカットキー(F9)から注文する
成行注文の方法
- 「オーダーの発注」画面を表示させて、取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
- 「数量」で売買したいロット数を設定します。
- 「注文種別」が成行注文(ストリーミング注文)になっているか確認します。
- 「成行売り」か「成行買い」のどちらかを選択して注文完了です。
指値・逆指値注文の方法
- 「オーダーの発注」画面を表示させて、取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
- 「数量」で売買したいロット数を設定します。
- 「注文種別」を指値注文に変更します。
- 「注文種別」でBuy Limit(指値買い)、Sell Limit(指値売り)、Buy Stop(逆指値買い)、Sell Stop(逆指値売り)から希望の注文種別を選択します。
- 希望の価格を入力します。
- 発注をクリックすれば予約注文完了です。後は指定した条件に価格が到達すると自動的に注文してくれます。
手動での3つの決済方法
- 決済したいポジションの一番右の「×印」をクリック
- 決済したいポジションを右クリックし「決済注文」をクリック
- チャート上のポジションのライン上で右クリックし「閉じる」をクリック
自分の使いやすい注文方法、決済方法で行うといいでしょう。
オーダーの発注画面は、成行注文と指値、逆指値注文で少し変わってきます。各項目を確認しながら間違いがないように心がけましょう。
決済については、損切りのラインをあらかじめ決めておくことも大切です。
またIFO注文・IFD注文・OCO注文といった注文と決済を組み合わせた注文方法もあります。以下の記事で詳しく操作方法を解説していますので参考にしてください。