ティックボリュームとは?出来高(ボリューム)との違いや表示方法を紹介!【MT4/MT5】

2023.12.05

MT4/MT5ではチャートの下部にティックボリュームを表示する事が可能です。

ティックボリュームは、価格の変動回数の最小単位であるTick(ティック)の数値を棒グラフ上にして示したものです。

本記事では、ティックボリュームとは何か?出来高(ボリューム)の違い、MT4/MT5での表示方法や使い方までを詳しく紹介しています。

ティックボリュームを理解することでさらに有利にトレードを進めることができますので、ぜひこの機会に覚えていってください。

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ティックボリュームとは?出来高(ボリューム)との違い

ティックボリュームとは?出来高(ボリューム)との違い


ティックボリュームとは価格が変動した回数を示した値です。

取引頻度を読み取ることができ、その回数の大小で相場の勢いを判断することができます。
一方、ティックボリュームとよく似たものに出来高(ボリューム)というものがあります。

出来高とは、期間中に取引が成立した売買の数量のことです。株式ではこの出来高を、市場の活性度を測る指標として使います。
株式と違いFXでは出来高(売買の数量)を正確に測ることができません。このため市場の活性度を測る指標として代用されるものがティックボリュームになります。

FXで出来高の代用として使われる指標 = ティックボリューム


MT5では出来高(ボリューム)を表示する事もできますが、FX業者や通貨ペアによっては表示できない場合もあります。

なぜFXの出来高は正確に測ることができないのか?


FXの出来高は株取引の出来高と違って正確でないと言われています。これは取引形態の違いによるものです。

株取引・・・市場取引】

市場取引は、証券取引所を介して、売り手と買い手が多数集まって取引が実行されます。

そのため証券取引所で注文された数を正確に知ることができます。

FX、CFD・・・相対取引】

相対取引は、市場を挟まずに、FX業者とトレーダーが直接的に取引が実行されます

FX業者は世界中に存在するため、正確な出来高を把握する事は難しくなります。

ティックボリュームをMT4で表示する方法


1.  メニューバーの「チャート」から「出来高」をクリックします

メニューバーの「チャート」から「出来高」をクリックします。


ティックボリューム表示例


MT4ティックボリューム表示例


MT4では「出来高」と表記されていますが、正確には出来高ではなくティック回数を表示した「ティックボリューム」になります。

ティックボリュームをMT5で表示する方法


1.  メニューバーの「チャート」から「ティックボリューム」をクリックします

メニューバーの「チャート」から「ティックボリューム」をクリックします

ティックボリューム表示例

MT5ティックボリューム表示例


【MT4/MT5】インジケーターの「Volumes」でも表示できる


チャートからティックボリュームを表示する方法を紹介しましたが、インジケーターの「Volumes」を使う事でもティックボリュームを表示する事が可能です。

メニューバーの「挿入」「インディケーター」「ボリューム」Volumesで表示します。

メニューバーの「挿入」→「インディケーター」→「ボリューム」→「Volumes」で表示します


こちらは取引回数が前回より上昇したか下降したかで色分けされているためより見やすくなります。

ティックボリュームの使い方

1.短期トレードで取引されているタイミングを効率的に狙う


FXでは24時間トレードが可能なので、取引が多い時間帯と少ない時間帯が存在します。
ティックボリュームはレートが変動した回数を示した値です。取引が盛んになると上昇し、少なくなると下降します。

特に短期トレードの場合は、値動きのある時間帯を狙う事で効率よくトレードをすることが可能です。

またトレンドが発生している時は取引数も多くなるのでティックボリュームは大きくなります。反対にレンジ相場では小さくなります。
各通貨ペアの時間帯とティックボリュームを照らし合わせてみましょう。

2. ブレイクアウトのダマシ回避


サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を引いて、そのラインを価格が一気に突き抜け抜ける「ブレイクアウト」を狙うトレーダーは多いかと思います。

このようなブレイクアウト手法で怖いのが、ブレイクアウトせずにすぐに価格が戻ってくるダマシです。
こういったダマシを回避するためにティックボリュームを確認するという使い方があります。
通常ブレイクアウトのような大きな変動の場合はティックボリュームも大きくなります。

しかし、ティックボリュームが伴っていない場合はダマシの危険性があるので、少し様子を見るといったサポート的な使い方ができます。

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まとめ


株式取引とは違いFXでは出来高は正確ではないためそこまで重要視されることはありません。

しかし、ティック数から取引頻度を見たり、相場の勢いを視覚的に捉えることができるため、有用であることは間違いありません。

ティックボリュームのみで利用することはあまりないかもしれませんが、トレードにおけるサブ的な使い方をすることで力を発揮します。

今まで利用していなかった人も一度表示させて参考にしてみてはいかがでしょうか

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