トレーリングストップとは?MT4/MT5での設定方法や値幅の目安を紹介

2023.12.05

トレーリングストップとは?MT4/MT5での設定方法や値幅の目安を紹介


皆さんはトレーリングストップという注文方法を利用していますか?
便利だというのは聞いたことあるけど、設定が面倒で実際に利用したことはないという方もいるかもしれません。

しかし、トレーリングストップは上手く活用できれば、損失を抑えながら利益伸ばすことができることが注文方法です。
本記事では、トレーリングストップとは何か?MT4/MT5での設定方法から設定する値幅の目安までわかりやすく解説しています。

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トレーリングストップとは?


トレーリングストップとは、価格がトレーダーに有利な方向に動いた場合、自動的にストップ価格(逆指値)も併せて一定幅ずつ変更してくれる注文方法です。
有利方向に動いた時のみストップ価格が動き、一度動いたストップ価格は反転しても戻りません。

そのため損失を最小限に抑えながら自動で利益を伸ばすことが可能です。
一度設定してしまえばチャートを監視し続ける必要がないため、特に長期トレーダーの方に向いている注文方法です。

また、感情的になりやすい損切のタイミングで失敗する事がなくなるのも大きなメリットです。

トレーリングストップとは?

MT4でトレーリングストップを設定する方法


MT4のトレーリングストップはターミナルウィンドウの保有ポジション上から設定できます。

1. ターミナルウィンドウはツールバーターミナルアイコンをクリックして表示できます


ターミナルウィンドウはツールバーのターミナルアイコンをクリックして表示できます


2.  ターミナルウィンドウの保有ポジション上で右クリック「トレイリング・ストップ」ポイントを設定します。


保有ポジション上で右クリック→「トレイリング・ストップ」→ポイントを設定します


設定にはポイントという単位を使います。1ポイントは0.1pipsになります。25ポイントなら2.5 pipsとなります。
またメニューにないポイントを設定したい場合は、カスタム設定から任意で入力できます。

注文番号の左に「T」の文字が表示されていれば、トレーリングストップの設定は完了です。



MT5でトレーリングストップを設定する方法


MT5のトレーリングストップはツールボックスの保有ポジション上から設定できます。

1. ツールボックスは「表示」タブの「ツールボックス」をクリックして表示できます

ツールボックスは「表示」タブの「ツールボックス」をクリックして表示できます

2. ツールボックスの保有ポジション上で右クリック「トレーリング・ストップ」ポイントを設定します

ツールボックスの保有ポジション上で右クリック→「トレーリング・ストップ」→ポイントを設定します


設定にはポイントという単位を使います。1ポイントは0.1pipsになります。25ポイントなら2.5 pipsとなります。
またメニューにないポイントを設定したい場合は、カスタム設定から任意で入力できます。

注文番号の左に「T」の文字が表示されていれば、トレーリングストップの設定は完了です。


注文番号の左に「T」の文字が表示されていれば、トレーリングストップの設定は完了です


使い方・設定値の目安は?

トレーリングストップの使い方・設定値の目安は?


トレーリングストップは持っているポジションが思い通りに動いた場合に、損失を最小限に止めながら、自動で利益を追求してくれる注文方法です。

このため、トレーリングストップを上手く活用するにはトレンド相場を狙って使う必要があります。反対に価格が上下しやすいレンジ相場などでは上手く機能させることは難しいでしょう。

次にトレール幅(ポイント)の設定値ですが、残念ながらトレーリングストップの設定値の目安に明確な答えはありません。

これは相場の状況次第で損益が変わってくるからです。

トレール幅(ポイント)を狭く取った場合

 相場が自分に有利に動いた時の利益が大きくなる

 一時的な価格の反転で決済されてしまう可能性がある

トレール幅(ポイント)を広く取った場合

 一時的な価格の反転に強い

 相場が自分に有利に動いた時の利益は少なくなる


基本的にトレール幅を狭くして大きな利益を狙いたいですが、相場は上下動をしながら進んでいきます。そのため一時的な反転で決済されないように、ある程度トレール幅を広く取る必要があります。

相場の状況をよく見て、リスクリターンを考えながら最適なポイント設定を模索しましょう。


トレーリングストップを使う際の注意点


非常に便利なトレーリングストップですが、使う際にいくつか注意点があります。
ここを見落としてしまうと損失が拡大する恐れがあるので特に気をつけましょう。

1. 含み益が出てから初めて機能する


トレーリングストップは設定直後ではなく、設定したポイント分含み益が出てから機能します。
つまり、最初から一方的に損失の方向に動いた場合には機能しないという事です。「トレーリングストップを設定したから安心!」と油断をしていると痛い目を見るので注意が必要です。

このリスク管理として通常のストップロス注文を入れておくといいでしょう。

なお、この時設定した通常のストップロス注文は、含み益が出てトレーリングストップが機能すると取り消され、以降はトレーリングストップのストップ注文の設定値に置き換わります。

2. 機能するのはMT4/MT5が稼働している時のみ


トレーリングストップはMT4/MT5が稼働している時のみ機能します。

MT4/MT5を閉じてしまったり、通信が途切れている時にはストップ価格が追従してくれないので、その間に相場が反転すると損失が拡大する恐れがあります。

トレーリングストップを機能させ続けるには、MT4/MT5を常に起動させておく必要があります。対策としては、VPS環境(仮想専用サーバー)などを用意しておくといいでしょう。

ネットワーク上の仮想PCでMT4/MT5を実行することになるので、自宅のPCをオフにしても問題なく、サーバーも安定しているので本格的、長期的に自動売買を行う方は必ず利用しておきたいサービスです。

VPSに関しては下記の記事で詳しく紹介しています。

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なお、XM Tradingなど一部の海外FX業者では、無料でVPSを利用できるサービスを行っています。
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まとめ

トレーリングストップは上手く活用できれば、損失を抑えながら利益伸ばすことができることが注文方法です。
トレール幅(ポイント)の設定には経験と勘が必要になってきますが、上級者用のトレード手法というわけではありません。

チャートに張り付いて手動で決済する必要がなく、感情的になりやすい損切のタイミングで失敗する事がなくなるので、初心者の方にも利用価値のある手法になります。

これを機に一度トレーリングストップを試してみてはいかがでしょうか?

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