MT4はどこからダウンロードするの?初期設定は?注文方法は?…etc
本記事では、MT4をダウンロードから初期設定、実際に注文を出すまでの流れを紹介。そして各機能の使い方をわかりやすく、ひとまとめにしています。
これからMT4を使って海外FXを始めたいという方や、ちょっとわからない操作方法があるという方はここから探して頂くとスムーズです。
またMT4を中心に解説していますが、基本的な操作方法はMT5も一緒なのでMT5を使いたいという方も是非参考にして下さい。
MT4が使える海外FX業者はどこ?
海外FXならMT4には概ね対応しています。とはいえFX業者を選ぶのは選択肢が多く大変です。
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GemForexの取引環境
オールインワン口座(STP) | ノースプレッド口座 | |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1,000倍 |
平均スプレッド(USDJPY) | 1.4pips | 0.3pips |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低取引量 | 1,000通貨(0.01Lot) | 1,000通貨(0.01Lot) |
取引ツール | MT4 | MT4 |
最低入金額 | 100円~ | 30万円~ |
取引通貨ペア |
33種類 |
|
ロスカット水準 |
証拠金維持率20%以下 |
|
ゼロカットシステム |
採用(追証なし) |
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日本語サポート |
メール・ライブチャット |
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金融ライセンス |
ニュージーランドFSP |
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創業 |
2014年 |
ボーナス |
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MT4のダウンロードからログインまでの手順
MT4は、各海外FX業者のサイトから無料でダウンロードする事ができます。
使いたいFX業者によって、ダウンロード手順が多少異なりますが、大きく分けて3つの手順となります。
MT4のダウンロードからログインまでの手順
- MT4対応のFX業者で口座を開設する
- MT4をダウンロードしてインストールする
- ログイン情報を入力してログインする
ダウンロードしてインストールまでなら5分~10分程で完了します。まだダウンロードしていない方は早速ダウンロードしてみましょう。
詳しいダウンロードの手順は、以下の記事で紹介しています。
基本的なMT4の画面の見方
MT4を起動させたら以下の画像のような画面が表示されます。
どんなものがあるか名称と共に軽く見ていきましょう。
①メニューバー | ほぼ全ての操作はこのメニューバーから行えるようになっています。 |
②ツールバー | わかりやすいアイコンメニューや時間足など、頻繁に使う機能を直感的に使う事が可能です。 |
③気配値表示ウィンドウ | 取引通貨ペアの買値と売り値が表示されています。ダブルクリックすることでチャートウィンドウに表示できます。 |
④ナビゲーターウィンドウ | 自動売買ツール(EA)やテクニカル分析に使えるインジケーターなどが表示されています。 |
⑤ターミナルウィンドウ | 取引内容や資金管理などが確認できます。注文の変更や決済などもここから可能です。 |
⑥ステータスバー | 各種状態が表示されています。サーバー接続状態や、カーソルを合わせた箇所の取引情報や現在表示しているチャートの組表示の名称などを確認する事ができます。 |
⑦チャートウィンドウ | チャートが表示されているメイン画面。ここを見ながら取引をしていくことになります。このチャートウィンドウは自分の見やすいように色々とカスタマイズする事ができます。 |
この他にもデータウィンドウ、テスターウィンドウなどもありますが、普段の取引では表示しない事が多いです。
各ウィンドウのより詳しい見方と名称は以下の記事で紹介しています。
MT4の初期設定
まずは自分の取引したい通貨ペアをチャートに表示し、その後取引しやすいように初期設定を行いましょう。
MT4でしておきたい初期設定
- 取引チャートの表示
- ローソク足チャートに変更する
- 時間足を変更する
- 見やすいチャートの色に変更する
-
チャートの右端にスペースを作る
-
ワンクリック取引パネルを有効化する
- 変更したチャート設定を保存する
1. 取引チャートの表示
まずは自分の取引したい通貨ペアのチャートを表示してみましょう。初期表示では4画面でチャートが表示されていると思いますがまずは、自分の利用するチャートだけを表示させます。
1. 初期に表示されている4つのチャートを「×」ボタンで全て閉じます
2. 気配値ウィンドウの表示させたい通貨ぺアを右クリック「チャート表示」で、新規にチャートを表示させます
また気配値表示ウィンドウから、通貨ぺアを「ドラッグ&ドロップ」することでも同じく表示させることができます。
チャートエリアの空白部分にドラッグ&ドロップなら新しく追加、チャート部分にドラッグ&ドロップなら表示しているチャートの代わりに表示されます。
追加するチャートは同じ操作を繰り返すことで複数表示する事も可能です。
複数表示した場合は「ウインドウ」タブの「ウインドウの整列」で並び替えることができます。
重ねて表示、水平分割、垂直分割などの並べ替えもここから行えます。自分の見やすいように並べておきましょう。
2. ローソク足チャートに変更する
初期状態ではチャートは「バーチャート」というチャート形式で表示されています。これを視覚的に値動きを捉えやすい「ローソク足」に変更してみましょう。(※他のチャート形式の方が見やすいという方は変更の必要はありません)
ツールバーのロウソク足アイコンをクリックする事で現在表示しているチャートをローソク足に変更する事ができます。
ローソク足
3. 時間足を変更する
時間足もワンクリックで簡単に変更できるので切り替えてみましょう。ツールバーから変更したい時間足をクリックして切り替えます。
同じ通貨ペアでも時間足を変えると見え方が全然違ってくるので、様々な角度からチャートを分析する事ができます。
一日での取引なら「15分足・1時間足・4時間足・日足」、もっと短期的な取引なら「1分足、5分足」、反対に長期的な取引をするのであれば「週足、月足」といったように使い分けてみましょう。
見る時間足に大きな決まりはありませんので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
時間足の種類
M1 | 一分足 |
M5 | 5分足 |
M15 | 15分足 |
M30 | 30分足 |
H1 | 1時間足 |
H4 | 4時間足 |
D1 | 日足 |
W1 | 週足 |
MN | 月足 |
4. 見やすいチャートの色に変更する
初期状態のチャートの色が見にくいという方は、自分の好みのローソク足の色や背景色に変更するのもおすすめです。ここでは配色の一例を紹介します。
1. 「チャート」タブの「プロパティ」をクリックします
2. 「色の設定」タブで各要素の色を変更してOKをクリック
色の設定
背景色 |
チャートの背景色 |
前景色 | 時間軸、価格レートなどの文字色 |
グリッド | チャート上の縦横破線の色 |
上昇バー | 上昇(陽線)の外枠の色 |
下落バー | 下落(陰線)の外枠の色 |
上昇ロウソク足 | 上昇(陽線)ロウソク足本体の色 |
下落ロウソク足 | 下落(陰線)ロウソク足本体の色 |
ラインチャート | ラインチャートの色 |
出来高 |
出来高表示の色 |
Askライン | 現在の価格(ASK)の色 |
ストップ・レベル | ストップレベルの色 |
上記の配色はあくまで一例です。自分の見やすい配色を探って設定してみましょう。下記記事でおすすめの配色例をいくつか紹介しています。興味のある方は参考にしてみて下さい。
5. チャートの右端にスペースを作る
チャートの右端にスペースを作っておきましょう。これによりラインを引いたり、インジケーターを表示させた際に見やすくなり予測も立てやすくなります。
「チャートの右端をシフト」をオンにすると右端にスペースが生まれます。
またオンにすると、最新価格の上に▼のつまみが出現するので動かしてスペースを調節することもできます。
ラインやインジケーター等が見やすくなります
6. ワンクリック取引パネルを有効化する
MT4にはワンクリック取引(ワンクリックトレード)という機能があります。標準搭載されている機能ですが、誤発注の危険性を考えてか、初期状態では表示されていません。
表示していると非常に便利なので有効化しておきましょう。
1. チャート画面左上の▽マークをクリックしてトレードパネルを表示させる
2. ワンクリック取引の利用規約に同意する
初めてワンクリック取引を利用する場合には利用規約への同意が必要になります。
「ワンクリックのオーダー発注は、確認画面が出ずに即座に処理するため、誤発注のリスクがありますよ」といった内容です。
問題ない場合は、確認の上「私はこれらの利用規約に同意します。」にチェックを入れ、OKをクリックします。
ワンクリック取引パネルの見方
真ん中の小さ目の数字部分が「取引ロット数」です。▽△で注文数を設定することができます。
SELL と表示されているパネルをクリックすることで「成行売り」、BUYと表示されているパネルをクリックで「成行買い」を、それぞれ行うことができます。
7. 変更したチャート設定を保存する
チャートの種類や色など、自分の使いやすいようにチャート画面をカスタマイズできたら、最後に「定型チャート」として設定を保存しましょう。
設定を保存しておくことでいつでもその設定を他チャートに適応させることができます。チャートの設定保存の方法は「定型チャート」を使って行います。
1. 「チャート」タブの「定型チャート」→「定型として保存」で保存する
2. 任意のファイル名を入力してファイルを保存します
設定ファイルの名前を入力する画面が開きますので任意のファイル名を入力してファイルを保存します。
デフォルトのファイル名は「template_name.tpl」です。
今回はファイル名を「Test_1.tpl」という名前で保存します。
名前は自分でわかりやすい名前なら何でもOKですが、半角英数以外は文字化けする場合があります。
これでチャート設定は保存完了です。これでいつでもチャート設定を呼び出すことができます。
他チャートに適用させる方法は簡単です。
3. 「チャート」タブの「定型チャート」から追加した定型チャートを選択して適用させる
これで初期設定は完了です。
チャート関連記事まとめ
MT4は高性能な取引ツールで、できることが多い反面、最初は戸惑ってしまうかもしれません。わからない事がありましたらその都度調べて覚えていきましょう。最初はすぐに忘れても、繰り返し使っている内に慣れていきますので、安心してドンドン利用していきましょう。
チャートに関する操作は多岐に渡ります。以下の記事も興味があれば参考にして下さい。
チャート関連
- MT4/MT5のローソク足チャートの見方をマスターしよう!
- MT4/MT5でのローソク足の表示方法と時間足の切り替え方を紹介
- MT4/MT5の便利なチャートの複数表示、分割表示の方法を紹介!
- MT5でミニチャート(チャートオブジェクト)を表示する方法
- MT4/MT5チャートの拡大(ズームイン)・縮小(ズームアウト)を自由自在に使いこなそう!
- 【おすすめ配色】MT4チャートのローソク足の色や背景色を変更してみよう
- MT4で定型チャートとしてカスタマイズした設定を保存しよう
- MT4でチャートの組表示をカスタマイズして設定を保存しよう
- たった2ステップ!チャート上に買値(Ask)のラインを表示する方法
- MT4チャートの上下の幅を変更方法・縦軸(価格)の固定方法
- 自動スクロールで勝手にチャートが動くのを防ぐ方法と右端シフトについて
ラインの引き方
インジケーターを使ってみよう
「インジケーター」は「テクニカル指標」とも呼ばれ、チャート上に次の値動きの目安になる情報を視覚化して表示する指標の事です。
MT4では50種類以上のインジケーターが標準搭載されています。では実際にインジケーターを表示させてみましょう。
1. 「表示」タブの「ナビゲーター」でナビゲーターウインドウを表示させます
2. ナビゲーターウインドウの「インディケーター」を開き、表示させたいインジケーターをクリック、またはチャート上にドラック&ドロップで表示させます。
インジケーター表示例
上手くインジケーターは使いこなすことができれば、いち早く売買のサインを見つけることができるなど非常に有利になります。積極的に活用していきましょう。
主なインジケーターは以下の記事で詳しく紹介しています。
- たったこれだけ!MT4を日本時間表示に変更する方法
- 【MT4/MT5】移動平均線とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】ボリンジャーバンドとは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】MACD(マックディー)とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4】5分で完了!MACDを2本のラインに変更する方法
- 【MT4】5分で完了!チャート画面に平均足だけ表示する方法
- MT4で平均足をサブウィンドウに表示する方法
- 【MT4/MT5】RSI(相対力指数)とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4MT5】一目均衡表とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】ストキャスティクスとは?使い方をわかりやすく解説!
- MT4でこれだけは入れておきたいおすすめ無料インジケーター5選
- チャートに上位足を表示してくれる無料インジケーター「CustomCandle6」
注文・決済方法
注文方法(成行注文)
次は実際にMT4で注文・決済する方法を紹介します。ここでは一番オーソドックスな「成行注文」で解説します。
1. ツールバーの新規注文アイコンをクリックする
2. オーダーの発注画面に各種情報を入力・選択する
成行注文は現在表示されている為替レートでそのまま買い・売りを行う最もオーソドックスな注文です。
- ① 取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
- ② 「数量」で売買したいロット数を設定します。
- ③ 「注文種別」が成行注文(ストリーミング注文)になっているか確認します。
- ④ 「成行売り」か「成行買い」のどちらかを選択して注文完了です。
他にも注文方法は沢山用意されています。各注文方法の詳細は以下の記事を参考にして下さい。
決済方法
画面下側の「ターミナル」の「取引」タブを表示し、決済したいポジションの一番右の「×印」をクリックすることで、決済が完了します。
MT4で自動売買を始めるには?
MT4には自動売買の取引ツール(EA)が標準で搭載されていて、その種類も非常に豊富です。
自動売買を行うには大きく分けて以下の手順が必要です。
- PCを24時間稼働できる環境を用意するためVPS(仮想サーバー)を準備する
- EAをMT4に設定する
- EAのバックテスト(検証)をする
- 実際に運用する
自動売買については、以下の記事で詳しく解説しています。
覚えておくと便利!使えるショートカット一覧
PCには色々なショートカットキーがありますが、MT4にも覚えておくと便利なショートカットがいくつかあります。
※使用頻度の高いショートカットキーは赤色で表示しています。
チャートの移動に関するショートカット |
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チャートを左にスクロール |
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チャートを右にスクロール |
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チャートを左にスクロール(スケールを固定している場合は上にスクロール) |
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チャートを右にスクロール(スケールを固定している場合は下にスクロール) |
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チャートを右に高速スクロール |
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チャートの表示に関するショートカット |
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マウスカーソルを十字カーソルに変更 |
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新規注文 |
F11 |
チャートを全画面表示(ツールバーの表示・非表示) |
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バーチャートに変更 |
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ロウソク足チャートに変更 |
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トラブル対処法
ツールを使う上で切っても切り離せないのがトラブル。MT4/MT5でも重くなる、動かないなどの悩み事はよく聞かれます。そんな時は以下の記事を参考にして下さい。