MT4とは何か?ダウンロード方法は?初期設定は?…etc
MT4をダウンロードして実際に使うまでの流れや、基本的な操作方法をわかりやすく、ひとまとめにしました。これからMT4を使って海外FXを始めたいという方は必見です。
またMT4を中心に解説していますが、基本的な操作方法はMT5も一緒なのでMT5を使いたいという方も是非参考にして下さい。
MT4とは?何ができる?
MT4とは、MetaTrader 4(メタトレーダー4) の略で、外国為替証拠金取引(FX)の為のプラットフォームです。
プラットフォームとは、簡単に言えば「動かすために必要な土台となる環境」です。
FX取引を行うためには、この「取引プラットフォーム」を自分のPCやスマホなどにインストールする必要があります。自分のPCやスマホの中に、FX取引を行うための環境を準備するというわけです。
「取引プラットフォーム」はいくつもあります。FX業者では、独自取引プラットフォームを提供しています。
その中で、世界で最も多くの人が使用している「取引プラットフォーム」がMT4です。では具体的にMT4ではどんなことができるのでしょうか?大まかにですが以下の4つが大きな魅力です。
- 標準搭載の50種類以上のテクニカル指標(インジケーター)が使用できる
- システムトレード(自動売買)ができる
- 裁量トレードもできる
- バックテストができる
MT4が使える海外FX業者はどこ?
海外FXならMT4には概ね対応しています。とはいえFX業者を選ぶのは選択肢が多く大変です。
初心者の方には新規口座開設で20000円のボーナスが受け取れるGemForexが自己資金が少なくて済むので、リスクを抑える事ができおすすめです。
ボーナスと総合力に優れたGemForex
GemForexの取引環境
オールインワン口座(STP口座) | ノースプレッド口座 | |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1,000倍 |
平均スプレッド(USDJPY) | 1.4pips | 0.3pips |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低取引量 | 1,000通貨(0.01Lot) | 1,000通貨(0.01Lot) |
取引ツール | MT4 | MT4 |
初回入金額 | 100円~ | 30万円~ |
取引通貨ペア |
33種類 |
|
ロスカット水準 |
証拠金維持率20%以下 |
|
ゼロカットシステム |
採用(追証なし) |
|
日本語サポート |
メール・ライブチャット |
|
金融ライセンス |
ニュージーランドFSP |
|
創業 |
2014年 |
ボーナス |
|
GemForexのメリット・デメリット
GemForexのメリット
GemForexは日本人経営FXブローカーなので、日本語サポートは万全。メール対応なども非常に迅速です。
最大レバレッジ1000倍は業界トップクラス、ゼロカットシステム採用で追証なし。
最大の魅力はボーナスで、「新規口座を開設すると10000円~20000円のボーナス」、「最大100万円までの100%入金ボーナス」など、他海外FX業者の追随を許さない豪華なキャンペーンを随時行っています。
「とりあえず新規口座開設のボーナス分だけでトレード」といったこともできるので、リスク0で始めることができ、口座開設のハードルは格段に低いと言えます。
自動売買(EA)にも力を入れており、口座を開設した人は無料で300種類以上の優秀なEAを利用する事が可能です。
また初心者がつまずきがちなMT4の使い方を、日本語の動画で丁寧に説明している点もありがたいポイント。
GemForexのおすすめは、破格のボーナスを受け取れて、総合力に優れたオールインワン口座(STP口座)
GemForexのデメリット
GemForexのデメリットとして金融ライセンスの未取得がよく挙げられていましたが、2019年6月にニュージーランドの金融ライセンスを取得しています。出入金トラブルがない点などと併せ、懸念されていた信頼度という点で隙がなくなったと言えます。
取引通貨ペアは33種類で、マイナー通貨で取引したい人にとってはこの数字は少し物足りないかも。
MT4/MT5のダウンロードからログインまでの手順
MT4/MT5のダウンロードはMT4/MT5対応の各FX会社のサイトからダウンロードします。
使いたいFX会社によって、ダウンロード手順が多少異なりますが、概ね以下の手順となります。
MT4のダウンロードからログインまでの手順
- 使いたいMT4対応のFX会社のサイトで(デモ口座・リアル口座)を開設する
- MT4をFX会社のサイトからダウンロードして、インストールする
- (デモ口座・リアル口座)を開設した時に送られてくるログイン情報でログインする
ここでは例として、GemForexのMT4デモ口座のダウンロード手順を紹介します。
1. FX会社の公式サイトからデモ口座開設をクリックする
GemForex公式サイト https://gforex.asia/
まずは公式サイトに行き、「デモ口座開設」をクリックします。
2. デモ口座開設フォームに登録情報を入力する
デモ口座入力フォームに登録情報を入力していきます。
- 口座タイプ
- 名前(英文字)
- メールアドレス
- 画像認証の文字入力
入力したら「今すぐデモ口座開設!」をクリックし、送信内容を確認したら、「内容送信」をクリックします。
登録完了メール、並びに口座開設完了のご案内をお送りしましたとのページが表示されます。
これでデモ口座の開設は完了です。
3. 登録したメールを確認しMetaTrader4 ダウンロードURLをクリックする
次に先程登録したメールを確認すると【GEMFOREX】デモ口座開設完了のご案内が届いています。(フリーメールなどで登録した場合、迷惑フォルダ等に受信されている場合もあります。)
こちらのメールに「MetaTrader4 ダウンロードURL」が記載されていますのでクリックします。
4. MT4をインストールする
セットアップファイルが表示されますので「ファイルを保存」をクリックして、セットアップファイルを起動させます。
ユーザーライセンス同意書が表示されますので、内容を確認して、「はい、上記のすべてのライセンス条項に同意します。」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
インストールが正常に完了するとMT4が開きます。「完了」をクリックしてインストールは終了です。
5. MT4にログインする
MT4を開いて設定を完了させます。取引サーバーから「GEMFOREX-DEMO」を選択して「次へ」をクリックします。
次にアカウントタイプを選択します。「新しいデモ口座」にチェックが入っていますのでこのまま「次へ」をクリックします。
取引口座のログイン情報を入力する画面が開きますので、ここに先程【GEMFOREX】デモ口座開設完了のご案内のメールに記載されている「ログインID」と「パスワード」を入力して「ログイン」をクリックします。
ログインに必要な情報
- ログインID (メールでは口座番号(デモ)と書かれている番号)
- パスワード
右下の回線表示が「回線不通」から「数字」に変われば、無事MT4のログインの完了です。
基本的なMT4の画面の見方
MT4を起動させたら以下の画像のような画面が表示されます。
どんなものがあるか名称と共に軽く見ていきましょう。
①メニューバー
ほぼ全ての操作はこのメニューバーから行えるようになっています。
②ツールバー
わかりやすいアイコンメニューや時間足など、頻繁に使う機能を直感的に使う事が可能です。
③気配値ウィンドウ
取引通貨ペアの買値と売り値が表示されています。ダブルクリックすることでチャートウィンドウに表示できます。
④ナビゲーターウィンドウ
自動売買ツール(EA)やテクニカル分析に使えるインジケーターなどが表示されています。
⑤ターミナルウィンドウ
取引内容や資金管理などが確認できます。注文の変更や決済などもここから可能です。
⑥ステータスバー
各種状態が表示されています。サーバー接続状態や、カーソルを合わせた箇所の取引情報や現在表示しているチャートの組表示の名称などを確認する事ができます。
⑦チャートウィンドウ
チャートが表示されているメイン画面。ここを見ながら取引をしていくことになります。このチャートウィンドウは自分の見やすいように色々とカスタマイズする事ができます。
この他にもデータウィンドウ、テスターウィンドウなどもありますが、普段の取引では表示しない事が多いです。
各ウィンドウのより詳しい見方と名称は以下の記事で紹介しています。
MT4使い方ガイド
MT4は高性能な取引プラットフォームでできることが多い反面、最初は戸惑ってしまうかもしれません。わからない事がありましたらその都度調べて覚えていきましょう、最初はすぐに忘れても、繰り返し使っている内に慣れていきますので、安心してドンドン利用していきましょう。
MT4/MT5で新規チャートを開いてみよう
MT4/MT5のチャートは自分の使いやすいように色々と設定できます。とはいえ最初に全てを設定するのは大変です。使っていく内にこうしたいな…ああできたら便利かも…というのが出てくると思いますので、その都度設定方法を探してもいいかもしれません。
まずは新規にチャートを開いてみましょう。
1. デフォルトで表示されているチャートを×ボタンの閉じる
2. 気配値ウィンドウの表示させたい通貨ぺアを右クリック「チャート表示」で、新規にチャートを表示させます。
また気配値表示ウィンドウから、通貨ぺアをドラッグ&ドロップでも同じく表示させることができます。
チャートエリアの空白部分にドラッグ&ドロップなら新しく追加、チャート部分にドラッグ&ドロップなら表示しているチャートの代わりに表示されます。
追加されたチャートは「ウインドウ」タブの「ウインドウの整列」で並び替えることができます。
重ねて表示、水平分割、垂直分割などの並べ替えもここから行えます。自分の見やすいように並べておきましょう。
チャートに関する操作は多岐に渡ります。以下の記事も参考にして下さい。
チャート関連
- MT4/MT5のローソク足チャートの見方をマスターしよう!
- MT4/MT5でのローソク足の表示方法と時間足の切り替え方を紹介
- MT4/MT5の便利なチャートの複数表示、分割表示の方法を紹介!
- MT5でミニチャート(チャートオブジェクト)を表示する方法
- MT4/MT5チャートの拡大(ズームイン)・縮小(ズームアウト)を自由自在に使いこなそう!
- 【おすすめ配色】MT4チャートのローソク足の色や背景色を変更してみよう
- MT4で定型チャートとしてカスタマイズした設定を保存しよう
- MT4でチャートの組表示をカスタマイズして設定を保存しよう
- たった2ステップ!チャート上に買値(Ask)のラインを表示する方法
- MT4チャートの上下の幅を変更方法・縦軸(価格)の固定方法
- 自動スクロールで勝手にチャートが動くのを防ぐ方法と右端シフトについて
ラインの引き方
注文方法(成行注文)
実際にMT4/MT5で注文する方法を紹介します。ここでは一番オーソドックスな成行注文で解説します。
1. ツールバーの新規注文アイコンをクリックする
2. オーダーの発注画面に各種情報を入力・選択する
成行注文は現在表示されている為替レートでそのまま買い・売りを行う最もオーソドックスな注文です。
- ① 取引したい「通貨ペア」になっているか確認します。
- ② 「数量」で売買したいロット数を設定します。
- ③ 「注文種別」が成行注文(ストリーミング注文)になっているか確認します。
- ④ 「成行売り」か「成行買い」のどちらかを選択して注文完了です。
他の注文方法やワンクリックトレードの有効化などは以下の記事を参考にして下さい。
決済方法
画面下側の「ターミナル」の「取引」タブを表示し、決済したいポジションの一番右の「×印」をクリックすることで、決済が完了します。
インジケーターを使ってみよう
インジケーターとは「テクニカル指標」とも呼ばれ、過去のチャートデータからトレンド(通貨の流行)や偏差・最高価格からの比率など、次の値動きの目安になる情報を抽出して作成された指標のことです。MT4では50種類以上のインジケーターが標準搭載されています。では実際にインジケーターを表示させてみましょう。
1. 「表示」タブの「ナビゲーター」でナビゲーターウインドウを表示させます
2. ナビゲーターウインドウの「インディケーター」を開き、表示させたいインジケーターをクリック、またはチャート上にドラック&ドロップで表示させます。
主なインジケーターは以下の記事で詳しく紹介しています。
- たったこれだけ!MT4を日本時間表示に変更する方法
- 【MT4/MT5】移動平均線とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】ボリンジャーバンドとは?使い方などをわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】MACD(マックディー)とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4】5分で完了!MACDを2本のラインに変更する方法
- 【MT4/MT5】RSI(相対力指数)とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4MT5】一目均衡表とは?使い方をわかりやすく解説!
- 【MT4/MT5】ストキャスティクスとは?使い方をわかりやすく解説!
- MT4でこれだけは入れておきたいおすすめ無料インジケーター5選
- チャートに上位足を表示してくれる無料インジケーター「CustomCandle6」
覚えておくと便利!使えるショートカット一覧
PCには色々なショートカットキーがありますが、MT4/MT5にも覚えておくと便利なショートカットがいくつかあります。
※使用頻度の高いショートカットキーは赤色で表示しています。
チャートの移動に関するショートカット |
|
← |
チャートを左にスクロール |
→ |
チャートを右にスクロール |
↑ |
チャートを左にスクロール(スケールを固定している場合は上にスクロール) |
↓ |
チャートを右にスクロール(スケールを固定している場合は下にスクロール) |
PageUp |
チャートを左に高速スクロール |
PageDown |
チャートを右に高速スクロール |
Home |
最も過去のチャートに移動 |
End |
最新のチャートに移動 |
F12 |
チャートの足一本分右へスクロール |
Shift+F12 |
チャートの足一本分左へスクロール |
チャートの表示に関するショートカット |
|
マウスホイールボタン |
マウスカーソルを十字カーソルに変更 |
+ |
チャートの拡大 |
- |
チャートの縮小 |
F2 |
ヒストリーセンターの表示 |
F7 |
チャート適用中EAのプロパティの表示 |
F8 |
チャートのプロパティ(設定内容)の表示 |
F9 |
新規注文 |
F11 |
チャートを全画面表示 |
Alt+1 |
バーチャートに変更 |
Alt+2 |
ロウソク足チャートに変更 |
Alt+3 |
ラインチャートに変更 |
Alt+t |
ワンクリックトレードパネルの表示・非表示 |
Alt+r |
複数チャートの整列 |
Ctrl+tab |
チャートウィンドウの切り替え |
Ctrl+A |
サブウィンドウの高さを自動調整 |
Ctrl+G |
グリッド線の表示・非表示 |
Ctrl+H |
チャート左上の4本値の表示・非表示 |
Ctrl+I |
チャート適用中インジケーターの設定表示 |
Ctrl+L |
出来高の表示・非表示 |
Ctrl+W Ctrl+F4 |
チャートを閉じる |
Ctrl+Y |
期間区切り線の表示・非表示 |
ライン等のチャートオブジェクトに関するショートカット |
|
Delete |
選択中のライン等のオブジェクトの削除 |
BackSpace |
直近に作成したライン等のオブジェクトの削除 |
Ctrl+B |
表示中のライン一覧の表示 |
Ctrl+Z Alt+Backspace |
削除したライン等のオブジェクトの復元 |
トレンドラインを選択しCtrl+ドラッグ |
ラインの複製 |
共通操作に関するショートカット |
|
Esc |
開いたダイアログを閉じる |
F1 |
ヘルプを開く |
F3 |
グローバル変数を開く |
Ctrl+D |
データウィンドウの表示・非表示 |
Ctrl+M |
気配値表示ウィンドウの表示・非表示 |
Ctrl+N |
ナビゲーターウィンドウの表示・非表示 |
Ctrl+T |
ターミナルウィンドウの表示・非表示 |
Alt+F4 |
MT4を終了する |
トラブル対処法
ツールを使う上で切っても切り離せないのがトラブル。MT4/MT5でも重くなる、動かないなどの悩み事はよく聞かれます。そんな時は以下の記事を参考にして下さい。