cTraderとは?メリットデメリットからMT4との比較まで解説

2023.12.12

MT4より上?cTraderとは?メリットデメリットを紹介

 

世界で最も多くの人が使用している取引プラットフォームはMT4ですが、同じ開発元の最新版MT5など高性能な取引プラットフォームの開発は日々進んできています。

その中でもFXトレーダーの間で特に高い評価を受けている「cTrader」という取引プラットフォームがあります。

本記事では、cTraderとは何なのか、その特徴とMT4と比較した時どちらがいいのかについてまとめました。

 

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cTrader はECN取引を前提として開発された取引プラットフォーム

 

cTrader とは、2011年にロンドンのPotware Systems社が開発した、FX取引のプラットフォームです。

ちなみにMT4やMT5とは、Metatrader4、Metatrader5の略でロシアのMetaquotes Software社が開発した、FX取引のプラットフォームになります。

最大の特徴として「cTrader」 はスキャルピングやデイトレードを主軸としたECN取引に特化した取引プラットフォームだという事です。

ECN方式とは

ECNは「Electronic Communications Network」の略で「電子取引所取引」と訳されます。

日本の株式投資などでも採用されている取引方法で、インターネット上の取引所に、市場参加者が集まり、同じ売買注文同士がマッチングして売買が成立していきます。

透明性が高い取引方法であり、約定拒否などもありません。

反面、自身の注文の反対注文が少ない場合、マッチングできず売買が成立しないこともあります。

またスプレッドのほかに取引手数料がかかりますが、スプレッドに業者の取り分は含まれないためSTP方式(FX会社が間に入る取引方式)よりトータルコストは抑えられています。

これにより「MT4・MT5」はSTP口座、「cTrader」はECN口座と使い分けている業者も多くみられます。

 

cTraderのメリット


cTraderのメリットは大きく3つあります。

  1. 板情報が標準搭載されている
  2. ワンクリック注文、全ポジション一括決済などの便利機能がある
  3. 約定スピードが早くFX会社による約定拒否が起こらない

1. 板情報を標準搭載!優れたインターフェイスで見やすく操作性がいい

板情報を標準搭載!優れたインターフェイスで見やすく操作性がいい



ctraderの大きな特徴として板情報の標準搭載がまず挙げられます

板情報



このような「どの値段で売買注文がどのくらい出ているか」がわかるものを板情報といいます

株取引をしている人は馴染みがあるかもしれません。
この板情報はMT4では基本見れませんし、MT5でも対応しているFX業者でなければ見ることができません。

また優れたインターフェイスで見た目が綺麗でわかりやすく、直感的に操作できるのが特徴です。

2. ワンクリック注文、全ポジション一括決済などの便利機能

ワンクリック注文、全ポジション一括決済などの便利機能

cTraderはワンクリック注文に対応しており、確認画面を省略して注文を発注することができます。(誤発注を防ぐためにダブルクリック注文もあります)。

これによりスピーディーな取引が可能になっています。

また全ポジション一括決済の機能は、その名のとおり全ポジションを同時に一括決済できます。これはスキャルピングに重宝する機能になっています。

MT4でもインジケーターの「OneClickClose」などをインストールして使えば一括決済ができますが、これは取引ポジションを上から順に決済するというもので、同時ではありません。

3. 約定スピードが早く、FX会社による約定拒否が起こらない

約定スピードが早く、FX会社による約定拒否が起こらない

cTraderは「ECN取引」を前提として開発された取引プラットフォームです。
「ECN取引」では、サーバーが市場参加者と同じ場所に置かれているため約定スピードが早いのが特徴です。

また、インターバンクを通じて直接取引するので、ブローカーによる約定拒否やスリッページが起こることはありません。

これらのことからcTraderは、ストレスフリーの取引ツールと言えるでしょう。

cTraderのデメリット


cTraderのデメリットは大きく3つあります。

  1. MT4と比較するとインジケーターやEAの種類が少ない
  2. メモリ使用量が多い
  3. cTrader対応の日本で使えるFX業者がまだ少ない

1. MT4と比較するとインジケーターやEAの種類が少ない

標準機能として高機能で便利なものを備えているcTraderですが、インジケーターの種類はMT4と比較すると少なめです。

プログラミング言語がMT4と異なるため、MT4で便利だったあのインジケーターを使いたいとなっても、そのままcTraderで使用することはできません。

これはEAに関しても同じで、cTraderでは自動売買ソフトはEAではなく「cBot」と呼びますが、やはりEAに比べると数が少ないです。

また日本語の解説サイト等も少なく、最初は調べながらの作業になるかもしれません。

2. メモリ使用量が多い


MT4と比較した場合になりますが、メモリ使用量が多いです。

cTraderの高機能なインターフェイス、標準装備されている便利な機能など、当然ではあるのですが、使用するPCスペックなどによっては動作が重くなったり、チャートが表示されないといった事態も起こりえます。

最近のPCなら特に問題はありませんが、古いPCなどを使っている場合には注意しておきたい点です。

3. cTrader対応の日本で使えるFX業者がまだ少ない


2021年現在、cTraderを採用していて、なおかつ日本在住者でも口座が開設できるのは、AXIORY、Tradeview、FxPro の3社と限られています。

信頼性の高い3社ではありますが、現状、選択肢が多いとは言いづらい状況ではあります。

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特にスプレッドの低いナノスプレッド口座は、取引コストが非常に低く、スキャルピング向いており、cTraderとも相性が良いです。

まとめ スキャルピングや裁量トレードに向いているのはcTrader

cTrader自体がECN取引を前提として開発された取引プラットフォームです。

標準搭載されているワンクリック注文、全ポジション一括決済といった機能は、特にスキャルピングやデイトレードを行う裁量トレーダーにとって役立つでしょう。

また板情報などもあり、取引環境の透明性を重視する人にとっても、かなり魅力的な取引プラットフォームといえます。

反面、インジケーターやEAの種類の豊富さなどはMT4に分があり、自動売買を主に行う人にとっては、そこまで魅力的ではないかもしれません。

対応しているFX業者がまだ少ない点や、自分のトレードスタイルと照らし合わせて利用するか、考えてみましょう。

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