ボリンジャーバンドはMT4/MT5に標準搭載されているインジケーターです。利用価値の高いテクニカル指標ですが、中心線(センターライン)を消したいと思った事はありませんか?
ボリンジャーバンドの中心線はSMA(単純移動平均線)によって描画されています。
しかし既に移動平均線をEMAで表示している人にとってはSMAの中心線が不必要になってきます。
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本記事では、ボリンジャーバンドの中心線を消す方法をできるだけ簡潔に紹介しています。
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ボリンジャーバンドの中心線を消す方法
注意点
ナビゲーターウィンドウの中にはボリンジャーバンドは二つあります。「トレンド」の中にある「Bollinger Bands」では中心線の編集はできません。
今回は、下の方にあるカスタムインジケーターの「Bands」を使用します。(※MT5ではBB表記)
1. ナビゲーターウィンドウの「Bands」をダブルクリックします(※MT5では「BB」表記)
2. ボリンジャーバンドの設定ウィンドウが開きますので「色の設定」タブから「#0」の色をダブルクリックして「None」に変更すると削除完了です
ボリンジャーバンドの中心線を消した表示例
ここに併せて移動平均線EMAを合わせて表示することで、ボリンジャーバンドの中心線がSMAからEMAに置き換わる形になります。
Bands(BB)のパラメータ設定
Bandsもボリンジャーバンドと同様に期間や偏差などのパラメーターを設定する事が可能です。
Bands Period(期間)
中心の移動平均線を表示する期間(ローソクの本数)を数値で入力します。
Bands Shift(表示移動)
入力した±の数値分移動平均線がずれます。
Bands Deviations(偏差)
標準偏差を数値で入力します。(※1なら±1σのバンド、2なら±2σのバンド)
ボリンジャーバンドのおすすめ設定値
- 期間 → デフォルトの20(短期足なら9、10もおすすめ)
- 表示移動 → デフォルトの0
- 偏差 → 「1、2、3の3種類」か「1、2の2種類」を複数表示(※偏差ごとに色を変えると見やすい)
中心線をEMAに置き換えるメリット
中心線をSMA(単純移動平均線)からEMA(指数平滑移動平均線)に置き換えるメリットは何でしょうか?
EMAは単体でもよく利用されている移動平均線で、より直近の値動きに反応した動きになります。そのためEMAはSMAより相場転換のシグナルをいち早く捉えることがメリットになります。
反面、早く反応する分ダマシはSMAより多くなるので注意が必要です。
まとめ
今回はEMAなど移動平均線を元から利用している人のために、ボリンジャーバンドの中心線を消す方法を紹介しました。
方法はいたって簡単で、
ボリンジャーバンドの中心線を消す方法
- ナビゲーターウィンドウから「Bands」を選択する
- 「色の設定」タブから「#0」の色をダブルクリックして「None」に変更して完了
これだけです。なお「パラメータ設定」タブから設定を行う事で、普段利用しているボリンジャーバンド同様の表示が可能です。
新たにインジケーターを入れる必要もないので一度試してみてはいかがでしょうか。