MT4でローソク足でチャートを見る時、複数の時間足を切り替えて、相場の状況やトレンドを確認していると思います。これをマルチタイムフレーム分析と言います。
しかし時間足をその都度切り替えるのが煩わしかったり、複数ウィンドウだと比較しづらいという方もいらっしゃると思います。そんな時にチャートに上位足を重ねて見れる無料のインジケーター「CustomCandle6」が非常に便利です。
上位足とは?
上位足とは、今見ている時間足より長い時間足を指します。例えば15分足を基準とした場合、30分以上の足は上位足となります。反対に今見ている時間足より短い足を下位足と呼びます。
上位足を見ることはとても大切です。単一の時間足のみ見ている場合では分からなかったことが見えてきます。現在見ている時間足で「トレンドが発生したかな?」と感じても上位時間足で見た場合レンジ相場であるといった事はよくあります。そういった場合「もう少し様子を見てみよう…」といったアドリブが効くようになります。
上位足を見ることで、相場のより大きな流れを掴むことができます。
インジケーター(CustomCandle6)のダウンロード
ダウンロードリンク
ダウンロードしたインジケーターの追加方法は以下の手順です。
MT4を起動させ「ファイル」タブ→「データフォルダを開く」→「MQL4」→「indicator」でフォルダの中にダウンロードしたインジケーターファイルを入れて、MT4を再起動して反映する。
初めてインジケーターをMT4に追加する方は、以下の記事で図を交えて詳しく解説しています。参考にして下さい。
CustomCandle6の設定
TimeFrame |
チャート上に表示する上位足を分単位で入力します。 (15分足なら15、1時間なら60、4時間なら240、日足なら1440といった感じです。) |
UpCandle | 陽線の色を選択します。 |
DnCandle | 陰線の色を選択します。 |
DojiColor | 実体のない十字線の色を選択します。 |
Width | 線の太さを選択します。 |
CustomCandleTimeShift |
表示しているローソク足の時間をずらす設定です。 (初期値は2ですが、0にすることでずらさず表示できます。) |
BGCandle |
上位足の背景色の有無を選択します。 true→あり、false→なし |
TimeFrameは表示させたい上位足を分単位の値で入力します。(15分足なら15、1時間なら60、4時間なら240、日足なら1440といった感じです。)
例えば上位足として4時間足を見たいのなら240と入力します。
陽線・陰線等の色は、自分の普段見ている陽線・陰線の色に合わせるといいでしょう。
CustomCandleTimeShiftはデフォルトでは「2」になっていますが「0」にするとずれなく表示されますので、「0」がおすすめです。
反映させるとこんな感じで表示されます。今表示されているチャートより長い時間のチャートが重ねて表示されるので、視覚的に相場の状況やトレンドの流れを捉えやすくなると思います。
見ずらいと感じる人もいるかと思いますが、切り替え表示や複数表示が煩わしいという方にはおすすめです。
CustomCandle6の削除方法
削除方法は「CustomCandle6」表示しているチャート上で、
右クリック→「表示中のインジケーター」→「CustomCandle6」→「削除」
で削除できます。