MT4ではトレンドをより分かりやすく把握するために平均足を表示させることができます。
しかし標準で搭載されている平均足のインジケーターは、通常のローソク足と重なって表示されるため、わかりにくいのが難点です。
本記事では、平均足の基礎知識から、チャート画面にMT4でインジケーターの平均足のみを表示する方法と設定方法について紹介します。
難しい操作は必要ないので安心してください。
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平均足とは?
平均足はトレンドをより分かりやすく確認するために用いられるテクニカルチャートです。
ローソク足とおなじ4本値で表示され、始値と終値は価格の平均値を元に描画されます。
「平均足の始値」は「前日の始値・終値の平均」、「平均足の終値は当日の始値・高値・安値・終値の平均」です。
高値と安値は通常のローソク足と同じように、対象期間の価格の最高値と最安値です。
平均足は上昇トレンドの時には陽線が連続で表示され、下降トレンドの時は陰線が連続で表示されるという特徴があります。
そのため「下ヒゲのある陽線が現れた場合」や「上ヒゲのある陰線が現れた場合」はトレンド転換のサインとして見る事ができます。
- 下ヒゲのある陽線が現れた場合 → 上昇力が弱まり、相場の下降転換を示唆
- 上ヒゲのある陰線が現れた場合 → 下降力が弱まり、相場の上昇転換を示唆
また、実体部分の長さ自体をトレンドの強さと捉えることもできるため、「前のより短い実体の平均足があらわれた場合」は勢いが弱まりトレンド転換が迫ってきていると見ることもできます。
MT4で平均足のみを表示する方法
以下がMT4で平均足のみを表示させる大まかな流れです
- インジケーターで平均足を表示させる
- ローソク足チャートを非表示にする
- 定型チャートに設定を保存していつでも表示できるようにする
それでは順番に操作していきましょう。
1. インジケーターで平均足を表示させる
1-1. ツールバーの「挿入」タブの「インディケーター」→「カスタム」→「HeikenAshi」をクリックする
1-2. そのままOKをクリックします。
注意点
「HeikenAshi」は「色の設定」タブから平均足の色や線の幅などを設定できますが、今回はデフォルトの色設定で表示させます。
というのもインジケーターの中には、作成者が色や線の幅などの設定を固定しているものがあり、「HeikenAshi」もその一つです。
このため変更して設定を保存しても、再表示させた時にデフォルトの色に戻ってしまいます。
この問題はmq4ファイルのコードを書き換える必要がありますが、今回は割愛します。
チャートに重ねて表示された平均足
平均足がチャート上に表示されます。
このままだと平均足がローソク足に重なって表示されています。次は平均足だけ見れるようにローソク足の表示を消していきます。
2. ローソク足チャートを非表示にする
2-1. チャート上で右クリック→「プロパティ」をクリックします
2-2. プロパティの「色の設定」タブからローソク足に関わる色設定を「None」に設定する
ローソク足に関わる以下の4つの項目です。
- 上昇バー
- 下降バー
- 上昇ロウソク足
- 下降ロウソク足
平均足のみを表示させた状態
これで平均足のみが表示されました。
最後に、いつでも「平均足」のみを表示できるように、この設定を定型チャートに保存しておきましょう。
3. 定型チャートに設定を保存する
3-1. ツールタブの「チャート」→「定型チャート」→「定型として保存」をクリック
3-2. ファイル名を「平均足」にして「保存」をクリックします
3-1. ツールバーの「チャート」タブの「定型チャート」に「平均足」が追加されているか確認する
問題なく追加されていますでしょうか?これで定型チャートに「平均足」のみ表示させる設定を追加することができました。
通常のローソク足用のチャートと平均足用のチャートを表示させておいて、タブで切り替えるとより分かりやすくなりますよ。
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平均足をサブウィンドウに表示させたい場合
平均足をサブウィンドウに表示させて比較したい場合は、新たにインジケーターを入れる必要があります。
以下の記事で紹介しているので参考にして下さい。