MT4/MT5で高値安値のラインを自動で表示してくれるインジケーターを紹介

2023.11.30

取引をする時に、高値や安値の水平線のラインを引いて今後の値動きを予想するという方は多いのではないでしょうか。

MT4やMT5のインジケーターの中には高値や安値を「自動」で表示してくれるものがあります。

チャートから視覚的に判断でき、自分でラインを引くのが面倒という人にもおすすめのインジケーターです。

本記事では、MT4で様々な期間の高値・安値をライン表示できる無料インジケーターをまとめて紹介しています。

高値と安値にラインを引く理由

水平線の使い方

高値と安値にラインを引く理由は、高値をレジスタンスライン(抵抗線)安値をサポートライン(支持線)と見なすことができるためです。

レジスタンスラインとサポートラインは多くのトレーダーが利用し、意識するポイントです。

二つのラインは以下のように見ることができます。

  •  レジスタンスライン(抵抗線) → トレーダーがこれ以上相場が上昇しにくいと考える価格帯
  • サポートライン(支持線) → トレーダーがこれ以上相場が下落しにくいと考える価格帯

このような思考が働くため、相場が停滞している場合は、ライン付近で反転しやすくなります。

反対にラインを抜ければ、一気にその方向に値動きが加速する可能性があります。

このように過去の高値や安値のラインはトレンドの始まりになるケースが多く、ライン付近に注目して相場の流れに乗ることで大きな利益が期待できます。

MT4/MT5で高値安値を表示できるおすすめの無料インジケーター

ここでは、MT4/MT5で高値安値を表示できるおすすめのインジケーターを5つ紹介します。

それぞれ表示するラインの種類や数が違うので、必要なものを選びましょう。

インジケータ―表示ライン対応取引ツール
common sr前日or前週or前月の高値・安値・終値MT4
Previous Candle Hi-Lo1本前の1時間足・4時間足・日足・週足の高値・安値MT4
Three Days HighLow直近3日間の高値・安値MT4・MT5
LT Day High Low設定期間内の高値・安値MT5
Ethan Auto Line様々な期間の4本値MT5

インジケーターのダウンロード、ご利用の場合には、当サイトでは動作の不具合や売買結果等に関する全ての事象に責任を負いかねます。必ず元サイトでインジケーターの説明をご確認の上、自己責任でのご利用をお願いいたします。

インジケータ―のインストール方法については以下で詳しく解説しています。

1.【MT4】common sr

表示ライン

前日or前週or前月の高値・安値・終値

common srの使い方

common srでは前日or前週or前月の高値・安値・終値の3種類を表示するインジケーターです。

非常にシンプルな見た目で、どの時間足で表示しても一目で高値安値が確認できるため便利です。

また、パラメーター設定が充実しており、カスタマイズ性が高いのも特徴です。

デフォルトでは前日のラインですが、前週や前月に変更したり、前日だけでなく直近3日間の高値・安値を表示する事も可能です。

MT4/MT5ユーザーが自由に登録できるMQL5から無料ダウンロードできます。

ダウンロードリンク

 common sr

※ダウンロードにはMQL5のユーザー登録が必要(無料)

common srダウンロード方法

「common sr.mq4」のファイルをクリックすると自動的にダウンロードが始まります。

common srの設定

設定ウィンドウの「パラメーター入力」タブでは高値安値の期間やラインの表示非表示などを細かく設定できます。

common srの設定
項目内容デフォルト値
precision時間足

current(現在)、その他各時間足

1Hour
period期間

Previous day(前日)、Previous week(前週)、Previous month(前月)

Previous day
period to calculateその期間で表示するラインの数

例:日表示で3なら直近3日分、週表示で3なら直近3週間分

1
Hours shift水平線を時間分ずらします

例:-2なら二時間分後ろにずらします

-2
Minutes shift

水平線を分単位でずらします

0
Ignore Sunday日曜日を無視true
Ignore Saturday土曜日を無視true
Buffer visibilityラインの表示非表示

例:終値を非表示にしたい場合はCloseをfalseに

  • High(高値) → true
  • Close(終値) → true
  • Low(安値) → true
Probe visility価格表記の表示非表示
  • High(高値)→ true
  • Close(終値) → true
  • Low(安値)→ true

Probe color

価格表記の色
  • High(高値)→ 緑
  • Close(終値) → 緑
  • Low(安値)→ 緑

Probe size

価格表記の文字の大きさ
  • High(高値)→ 2
  • Close(終値) → 2
  • Low(安値)→ 2

Data window label

ラベルに表示される文字
  • High(高値)→ P.Day High
  • Close(終値) → P.Day Close
  • Low(安値)→ P.Day Low

このように「common sr」の設定ではかなり細かく表示を調整できます。

例えば、periodを週単位に変更することで、週での高値、安値、終値を表示できます。

period to calculateの値を5に変更すれば直近5日間高値、安値、終値をそれぞれ表示できます。

終値のラインが必要ない時はBuffer visibilityのCloseをfalseにしておくとラインを非表示にできます。

デフォルトではHours shiftは-2で表示されていますが0に設定してくとずれがなくなり見やすくなります。

設定ウィンドウの「色の設定」ではラインの色や線の太さや形状を変更できます。

2.【MT4】Previous Candle Hi-Lo

表示ライン

1本前の1時間足・4時間足・日足・週足の高値・安値

PreviousCandleHi-Loの見かた

Previous Candle Hi-Loは、1本前の時間足の高値と安値をチャートにライン表示してくれるインジケーターです。

ラインは1時間足、4時間足、日足、週足の高値と安値です。上位足のラインを同時にチャートに表示してくれるためマルチタイムフレーム分析で役立ちます。

MT4/MT5ユーザーが自由に登録できるMQL5から無料ダウンロードできます。

ダウンロードリンク

 Previous Candle Hi-Lo

※ダウンロードにはMQL5のユーザー登録が必要(無料)

Previous Candle Hi-Loダウンロード方法

「PreviousCandleHi-Lo.mq4」のファイルをクリックすると自動的にダウンロードが始まります。

Previous Candle Hi-Loの設定

各ラインの色はインジケーターの設定ウィンドウ「パラメーターの入力」タブから変更できます。

Previous Candle Hi-Loの設定
項目内容デフォルト値
Line Styleラインの線種(Solid、Dash、Dot、Dashdot、Dashdotdot)Dot
Prev H1 color1時間足の色Red
Prev H4 color4時間足の色Green
Prev Day color日足の色Blue
Prev Week color週足の色Gold

3.【MT4・MT5】Three Days HighLow

表示ライン

直近3日間の高値・安値

ThreeDaysHighLowの見かた

Three Days HighLowはその名の通り、「当日」、「前日」、「2日前」の3日間の高値と安値のラインを表示してくれるインジケーターです。

ラインの表示・非表示をLキーで瞬時に切り替えることができるのが非常に使い勝手が良いです。

また、画面右にボラティリティバーを表示してくれる機能もついています。これは1日に大体どれくらいの範囲で値動きがあるかを視覚的に表示してくれるものです。

「しがないDJがFX専業トレーダーになるまで」さんのサイトから無料ダウンロードできます。またこちらはMT4版だけでなく、MT5版も用意されています。

ダウンロードリンク

 Three Days HighLow

ThreeDaysHighLowのダウンロード方法

ページ中段にある「私はロボットではありません」にチェックを入れて「ダウンロード(無料)」をクリックすると自動的にダウンロードが始まります。

Three Days HighLowの設定

設定ウィンドウの「パラメーターの入力」タブでは直近3日間の高値安値のラインとボラティリティバーの設定を細かく決めることが可能です。

ThreeDaysHighLowの設定
項目内容デフォルト値
Show the lines at startupチャートを開いた時のラインの表示・非表示true
Key to show and hide linesラインの表示・非表示を切り替えるキーL
Temporarily show and hide all other objects as wellラインを表示 / 非表示時に他のオブジェクトも対象にしますfalse
Show price labels全ての価格の表示true
Show lines name全ての名前の表示true
Show today’s lines当日のラインと価格の表示true
Show today’s price labels当日の価格の表示true
Today’s lines type当日のラインの線種(Solid、Dash、Dot、Dashdot、Dashdotdot)Solid
Today’s lines color当日のラインの色水色
Show today’s half price当日の高値安値の半値ラインの表示true

Today’s half price line type

当日の半値の線種(Solid、Dash、Dot、Dashdot、Dashdotdot)Dot

Today’s open price line color

当日の始値の色グレー

Show yesterday’s lines

前日のラインと価格の表示true

Yesterday’s lines type

前日のラインの線種(Solid、Dash、Dot、Dashdot、Dashdotdot)Solid
Yesterday’s lines color前日のラインの色
Show the lines 2 days ago2日前のラインと価格の表示true
Lines type 2 days ago2日前の線種(Solid、Dash、Dot、Dashdot、Dashdotdot)Solid
Lines color 2 days ago2日前のラインの色オレンジ
Font size文字のサイズ7
Show the volatility bar at startupボラティリティバーの表示・非表示true
Key to show and hide the volatility barボラティリティバーの表示 ・非表示を切り替えるキーV
Average volatility calculation period (days)ボラティリティの期間(日)20
Volatility bar widthボラティリティバーの幅8
Volatility bar height criteriaボラティリティバーの高さ
  • 当日の変動幅を100%とした相対的な高さ(短期足向き)
  • 平均変動幅を100%とした絶対的な高さ(長期足向き)
  • 自分で決める pips の高さ
Definition height(absolute pips size)
Pips for the definition height自分で決める pips の高さにした場合の値20.0
Position of the volatility bar (pixels from the rightmost)ボラティリティバーのチャート右端からの距離(ピクセルで指定)45ピクセル
Bar color with less than 80% volatility80%未満のバーの色
Bar color with 80% to less than 100% volatility80%〜100%未満のバーの色
Bar color with 100% or more volatility100%以上のバーの色
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4.【MT5】LT Day High Low

表示ライン

設定期間内の高値・安値

LT Day High Lowの見かた

LT Day High Lowは、MT5で設定期間内の高値安値をライン表示してくれるインジケーターです。

デフォルトでは、当日と前日の高値安値のみがシンプルに表示されてるため、チャートがゴチャゴチャする心配がありません。

価格表示はありませんが、ラインにマウスカーソルを合わせると価格を確認する事が可能です。

ライン上に近づくとアラームで知らせてくれるなどの機能もあります。

MT4/MT5ユーザーが自由に登録できるMQL5から無料ダウンロードできます。

ダウンロードリンク

 LT Day High Low

※ダウンロードにはMQL5のユーザー登録が必要(無料)

LT Day High Lowのダウンロード方法

「ダウンロード」をクリックするとMT5に自動的にダウンロードが始まります。

LT Day High Lowの設定

設定ウィンドウの「インプット」タブではラインの色や太さのみならず、アラームも設定できます。

また、当日と前日の高値や安値だけでなく、数日前の高値や安値を表示することも可能です。

LT Day High Lowの設定
項目内容デフォルト値
Days(1=actual only)期間(日)

例:3なら直近3日分、5なら5日分

2
Typeアラートするライン

High and low、High only、Low only、No Aleart

High and low
Distance to triggerアラートを表示するラインまでの距離(値)0.0
Push notification(MT5 app)
MT5 アプリへのアラートを有効・無効Yes
High

高値のラインの色

Low安値のラインの色水色
Infinite lines of actual day
当日のラインを右側にまで延長して表示するか否かYes
Size actual day当日のラインの太さ4
Size other days それ以外のラインの太さ1
Size of day min/max difference
当日の最高値と最安値の差の文字サイズ
10

5.【MT5】Ethan Auto Line

表示ライン

様々な期間の4本値

EthanAutoLineの使い方

Ethan Auto Lineは、チャート上に1時間足、4時間足、前日、前週、前月、前年の四本値(高値、始値、終値、安値)のライン表示してくれるインジケーターです。

ライン左側にラインの種類、右側に価格が表示されます。

非常にラインの種類が多く、高値安値だけでなく始値終値も確認する事ができます。

「イーサン工房」さんのサイトから無料ダウンロードできます。

ダウンロードリンク

 EthanAutoLine

「ダウンロード」をクリックするとファイルが入ったフォルダをダウンロードします。

EthanAutoLineの設定

表示するラインの種類や色などは、インジケーターの設定ウィンドウにある「インプット」タブから変更ができます。

デフォルトでは1時間足と4時間足は非表示になっています。必要に合わせて表示・非表示を切り替えましょう。

項目については、ほぼ全て日本語で書かれているため設定しやすいのも助かりますね。

まとめ

ラインを表示することで、今の価格が過去に比べて高いか低いかなども瞬時に判断する事ができます。

レジスタンスラインやサポートラインとして使うこともできるので、エントリーポイントや決済ポイントの判断材料にも使うこともできますし、何より多くのトレーダーが利用し、意識するポイントを自動で表示しておけるのは便利ですよね。

高値と安値のラインが引けるインジケーターは数多くあるので、今回の記事を参考に目的に応じたインジケーターを選んで活用してみてはいかがでしょうか。

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